【ニュースリリース】
株式会社ラーフエイド 2021年4月6日
新型 コロナウイル (SARS -CoVCoVCoV-2)に対する効果を確認
株式会社 株式会社ラーフエイド (本社: (本社: 東京都中央区、代表取締役 中村武由 )は、当社の多機能型触媒【ハイブリッド触媒ラーフエイド(LAFUADO)】が新型コロナウイルス( SARS ARS-CoVCoV -2)に対して抗ウイルス効果があることを確認しまたので、お知らせいたします。
一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)において、当社の環境浄化用多機能型触媒
【ハイブリッド触媒® ラーフエイド®(LAFUADO)】加工技術で加工した繊維素材について、新型コロナ
ウイルス(SARS−CoV−2)を用いて抗ウイルス性試験を実施した結果、抗ウイルス活性値が
【3.9以上】、つまり製品上の新型コロナウイルスの数が【99.9%以上減少】することが確認され
ました。
ハイブリッド触媒®ラーフエイド®は、空気中の酸素を利用して高効率で酸化還元反応を触媒し、抗ウイ
ルス・抗菌・消臭等の優れた機能を発揮する多機能型触媒です。
【参考:抗ウイルス活性値3.9=製品上の新型コロナウイルスの数が99.9878%減少】
1.試験概要
(1) 試験機関 : 一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)
(2) 試験方法 : JIS L 1922 繊維製品の抗ウイルス性試験方法 準用
(3) 試験ウイルス : Severe Acute Respiratory Syndrome CoronaVirus 2 (SARS-CoV-2)
(4) 試験株 : NIID 分離株;JPN/TY/WK-521(国立感染症研究所より分与)
(5) 試験素材 : ポリエステル100% 生地
(6) 試験条件 : 25℃ 、 2 時間
(7) 感染価測定法 : プラーク測定法
(8) 試験結果 : 抗ウイルス活性値3.9以上 (ウイルス減少率99.9%以上)(洗濯0回および洗濯10回後)
2.ハイブリッド触媒®ラーフエイド®の抗ウイルス作用
ハイブリッド触媒®ラーフエイド®加工された素材の加工表面にウイルスが触れると
ハイブリッド触媒®の酸化還元作用によってウイルス膜やウイルスタンパク質の変性を引き起こし、
製品上のウイルスの数が減少します。
3.抗菌・抗ウイルス性
抗菌性 : 製品上の特定の細菌の増殖を抑制します。
抗ウイルス性 : 製品上の特定のウイルスの数を減少させます。
新型コロナウイルスに対する抗ウイルス性 : 製品上の新型コロナウイルスの数を減少させます。
4.安全性
使用している加工剤は、急性経口毒性試験、復帰突然変異試験、染色体異常試験、皮膚刺激性試験、
皮膚感作性試験、皮膚貼付試験(ヒトパッチテスト)等の各種安全性試験の評価基準に適合していま
すので、安心してご使用いただけます。
5.ハイブリッド触媒®は安全性が高い多機能型触媒で、公共性の高い電車・バス等の車輛内、航空機内
や船内への施工、病院・介護施設・スポーツジム・ホテル・オフィス、待合室、各種店舗等の建物内
への施工をすることによって、安全で安心して利用できる快適な空間の提供ができます。
繊維分野においてはほとんどの素材に加工が可能である為、紳士や婦人・子供・ベビーのアパレル製
品、ユニフォーム、学生服、繊維雑貨、インテリア、寝具、航空機や電車・バス・車の座席シート等
幅広い用途に活用されています。
6.繊維分野については株式会社サンワード商会が【TioTio®PREMIUM(ティオティオ プレミアム)】
の商標で取扱いをしています。
新型コロナウイルスに対する効果を確認
ハイブリッド触媒
報道関係各位
国立大学法人大阪大学
株式会社サンワード商会
2020 年11月17日
ハイブリッド触媒は、ヒトコロナウイルスを99.9%不活化することを確認しました。ラーフエイドは、このハイブリッド触媒を使用しています。
株式会社サンワード商会(本社:大阪市中央区、代表取締役
⻄尾幸也)と大阪大学産業科学研究所関野研究室(先端ハード材
料研究分野)は、共同研究中の多機能型触媒【ハイブリッド触媒※】
のヒトコロナウイルスを用いた感染阻害試験を実施した結果、ウ
イルスの99.9%が不活化することを確認しましたので、お知
らせいたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界中の人々が不安やストレスに悩まされ非日常的な生活
を強いられてきました。そのような状況下で、安全と安心ならびに心地よさを提供するために、ワクチン
や治療薬の研究開発に加えて、細菌やウイルスに対する安全で確実な標的防除対策を徹底的に施すため、
消毒・予防技術による抗菌性や抗ウイルス性を具えた生活資財の開発が急がれます。
この課題を解決するために株式会社サンワード商会と大阪大学産業科学研究所は、産学連携による基礎
研究を重ねた結果、環境浄化用多機能型触媒【ハイブリッド触媒】を誕生させました。
ハイブリッド触媒は有機と無機を特殊な技術で合成させる仕組みのことで加工剤として利用されてい
ます。ハイブリッド触媒に含まれるある種の金属が有する酸化還元によって、気相と固相の界面で表層部
の清浄度を保つという効果が生じることが判明しました。
この課題を解決するために株式会社サンワード商会と大阪大学産業科学研究所は、産学連携による基礎
研究を重ねた結果、環境浄化用多機能型触媒【ハイブリッド触媒】を誕生させました。
ハイブリッド触媒は有機と無機を特殊な技術で合成させる仕組みのことで加工剤として利用されてい
ます。ハイブリッド触媒に含まれるある種の金属が有する酸化還元によって、気相と固相の界面で表層部
の清浄度を保つという効果が生じることが判明しました。
ハイブリッド触媒は、これまでインフルエンザウイルスやネコカリシウイルス(ノロウイルスの代替ウ
イルス)に対して抗ウイルス効果があることは実証されていましたが、本研究グループはヒトコロナウイ
ルスに対する有効性を確認することにしました。
【ヒトコロナウイルスOC43】を用いてウイルス感染阻害試験を実施した結果、99.9%のウイルス
が不活化することを確認しました。触媒の成分がヒトコロナウイルスOC43 のウイルス膜に作用して、ウ
イルス膜の変性やウイルス蛋白質の変性を引き起こし、感染を阻害していると考えられます。
今回の試験に用いたウイルスはヒトコロナウイルスOC43 (Human Coronavirus OC43)で、現在問題と
なっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因である新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)そのも
のではありませんが、新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)と遺伝学的特徴が同じヒトコロナウイルスです。
この結果から、ハイブリッド触媒は新型コロナウイルスに対して【抗ヒトコロナウイルス性】があると推測できます。
※ハイブリッド触媒とは
ハイブリッド触媒は安全性に優れた多機能型触媒で、有機と無機を特殊な技術で合成させた加工剤と
して、繊維分野で活用されています。特別な方法でハイブリッド触媒加工された繊維製品を身に付ける
ことによってウイルスが体内に侵入することを防御する一定の効果が期待できます。また電車・バス等
の車輛内、航空機内や船内、病院・介護施設・オフィス・スポーツジム・ホテル等の建物内に特殊工法
による施工をすることによって、安全で安心して利用できる快適な空間の提供ができます。その他にも
樹脂分野、フィルム、塗料、インク等活用の可能性が広がっています。
ハイブリッド触媒は急性経口毒性試験、皮膚刺激性試験、皮膚感作性試験、復帰突然変異試験、染色体異常試験、閉鎖式皮膚貼付試験の各種安全性試験で評価基準に適合していることを確認しています。
試験概要
(1) 試験機関 : 大阪大学産業科学研究所内 大阪大学発ベンチャー 株式会社ビズジーン(*1)
(2) 試験方法 : コロナウイルスの培養細胞に対する感染阻害試験
(3) 試験株 : Human Coronavirus OC43(ヒトコロナウイルスOC43) ATCC VR-759
(4) 宿主細胞 : MRC5 細胞(ヒト胎児肺繊維芽培養細胞) ATCC CCL-171
(5) 試験素材 : ハイブリッド触媒 水性組成物
(6) 結果 : 濃度100%〜1%まで 8水準で試験を実施し、
すべての濃度で99.9%のウイルス不活化を確認。
(99.9%のウイルスが感染能力を失う)
(*1) 株式会社ビズジーン 英語表記 VisGene,ltd. 《大阪大学発ベンチャー》
大阪府茨木市美穂ケ丘8-1 大阪大学 産業科学研究所 オープンイノベーション棟OI-104
主な事業 ウイルスの迅速検出技術、ウイルス濃縮技術、ウイルスや細菌の蛋白質解析、
ウイルス培養、細菌培養、新型コロナウイルスの抗原検査キット開発 他多数の事業を展開
URL : https://www.visgene.com/
《本件に関するお問い合わせ先》
株式会社サンワード商会 執行役員 第1事業部 営業本部⻑ 喜多 祥悟
〒541-0053 大阪市中央区本町2丁目3番9号 JPS本町ビル 6F
TEL 06-4705-1301 FAX 06-4705-1310
E-mail : sh-kita@domani-ltd.com
大阪大学 産業科学研究所 広報室
TEL 06-6879-8524 FAX 06-6879-8524
E-mail : isir-kouhou@sanken.osaka-u.ac.jp